外観です。

いぶし瓦と漆喰で仕上げています。

玄関は長屋門的なデザインにして、雨や雪の日の使い勝手を考慮しました。

道路沿いに立地しているため居間空間のプライバシーを考え、コートハウスとしました。

中庭(コート)です。このスペースのある家をコートハウスといいます。

この手法は、採光や通風を確保しながら、しかもプライバシーを確保できるというメリットがあります。外部の視線が気にならず落ち着いた居間での時間が過ごせます。

コートハウスとしての課題は、閉じながらもどうやって街に開いていけるかという事だと思っています。今後の難しい課題ですね。

           

居間空間です。

壁は漆喰、天井はタモ練り付け合板で仕上げています。

居間の中に段差をつけた四畳半の畳スペース、その奥が食堂です。

食堂と畳空間の間にパネルヒーターを置き、緩やかに空間同士を仕切っています。こうすることで空間の広がりを感じるとともに、気持ちの良いつながりができます。 
居間を食堂サイドから見たところです。

縁なし畳を使うことで空間をモダンにしています。和の空間も、シンプルで爽やかなデザインとすることで、現代の暮らしに合ったモダンな暮らしが営めるのです。

空間を長い時間に渡って使ってもらうには、現代を照射した意匠が大切な要素だと、僕自身は考えています。
居間から繋がる老人室への通路です。
正面突き当たりが老人室です。

この通路には沢山の収納があります。ちいさな細かい物の収納です。意外と沢山あって困るものです。

こうした小間物の収納は暮らしをシンプルにするうえで必要不可欠な要素ですね。
老人室です。

南サイドは家庭菜園用の庭、北サイドは中庭を通して居間が望めるという具合になっています。

天井には梁を露出させてあります。これは、将来介助用の天井走行レールが取り付け可能なように配慮したものです。

通風ばっちりな空間という事が見ていただいてもおわかりになるとおもいます。
2階から中庭をみたところです。

デッキテラスとヤマボウシのみのシンプルな構成です。

撮影時はまだ葉が出ていませんでしたが、現在は緑が豊かに成長し、木漏れ日がとても美しい状態です。
居間から中庭を眺めたところです。

正面には老人室が望めます。

庭はウッドデッキとヤマボウシという軽いタッチで、モダンでシンプルにまとめています。
2階の子供室です。

大きな空間を家具で仕切って、対照的な二つの部屋をとりました。

壁はシナ合板。タフでスマートな意匠を目指しています。

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(有)君島弘章建築設計事務所
君島 弘章

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